2024/11/30 00:36 |
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2011/12/31 20:02 |
Trienzaはカゼイン・グルテン完全除去の食事を取る場合は食べさせる必要はないんですよね?それとも食べてるほうが安心なんでしょうか? |
年末はあまりに忙しく、ブログの更新がなかなかできずにいましたが、2011年が終わる前に、せめてもうひとつ質問に答えておこうと思います。書きたいことはいつも頭の中にいっぱいあるし、ブログをもっと分かりやすい形に再構成したいと思っているのに、それをやる時間がないっ!来年はもっと自分の時間が持てるようにがんばってみますので、どうぞヨロシクお付き合いくださいm(__)m
さて上記の質問についてですが、ご存じない方のために説明しておくと、TrienzaとはHouston Enzyme社が製造販売している消化酵素のサプリです。自閉症の原因だと考えられているもののひとつに、「グルテンやカゼイン、フェノールなど、食品に含まれるある種の物質が免疫システムによって有害なものだと認識されると、腸に炎症が起こって消化・吸収に異常が起こり、それが体調だけでなく、行動や認知にも影響を及ぼす」というのがあります。TrienzaにはCellulase以外の全ての消化酵素が含まれており、有害になり得るほとんどの物質(タンパク質、炭水化物、デンプン、脂肪など)の分解と、消化・吸収を助けます。結果、腸内の健康と免疫機能が改善され、アレルギーの発生も抑えられて、自閉症の症状が緩和されると考えられています。
自閉症のバイオメディカル治療の中で有効性が高いとされている有害物質の除去食(GFCFダイエットなど)。それを徹底してやるなら、私はTrienzaを毎食摂ることをお薦めします。しかしひとつ問題が・・・。Trienzaは他のサプリに比べて値段が高いということ。毎食摂るとなると、家計に負担がかかります。しょんしょんはGFCFを始めてしばらくは毎食欠かさず摂っていましたが、私がGFCF食を用意するのに慣れ、知識も豊富になってからは、完璧にGFCF食になっている確信があるときはTrienzaをあげないようになりました。少しでも節約したくて・・・(^_^;)
でも今年10月のARI学会で聞いた話によると、どんなに気をつけていてもCross-Contamination(日本語で相互汚染?)の心配がいつもあるので、100%完璧なGFCFというのは不可能に近いとのこと。例えば小麦粉はグルテンが入っていて使えないから、代わりに米粉を使うとします。でもその米粉を作る際に使う機械というのは、小麦粉を作る際にも使われているというのです。つまり米粉の中にはどうしても微量の小麦が混じってしまう。それは片栗粉やタピオカ粉などでも同じ。Cross-Contaminationが一切起こらないように細心の注意をはらっているような製造会社は、今はまだ少ないみたいです(アメリカの話ですが)。そんな話を聞いてしまうと、やはり消化酵素は毎食あげないといけない気がしてきますよね・・・。
ここで、今年のARI学会の際、Houston EnzymeのDr. Houstonから直接聞いた話を書いておこうと思います。Dr. Houstonとは去年(2010年)のDAN学会のときもブース前で立ち話をしたので、私のことを少し覚えていてくださったらしく、今年は去年よりも気楽にたくさんお話することが出来ました。私が日本人で、毎日息子のためにGFCFの日本食を作っている話をしましたら、Dr. Houstonは「わが社の消化酵素の原材料は実は日本から取り寄せている(取引先の会社名を教えてもらいましたが、企業秘密だといけないのでここに書くのは控えます)。日本には発酵食品が多く、酵素や酵母の研究は最先端をいっている。商談で日本へ行ったときに食べたラーメンがあまりにも美味しかったので忘れられない。でも日本は醤油と麵をたくさん使うから、グルテンフリー食は難しいねぇ~」とおっしゃっていました。私が「日本でGFCFをするのに困っている人がたくさんいるけれど、TrienzaはGFCFの代わりになりますか?」と突っ込んで聞きましたら、「ボクは代わりになると思っている。それぐらい消化酵素の効果は大きい」とおっしゃっていました。もちろん社長が自社の製品を悪く言うはずがありませんから、宣伝文句だと思っていたほうが良いかもしれません。でも私が話した限りでは、彼は飾ったところがなく、とても誠実な印象なので、彼が言うことを信じたくなりました。また、「いかにコストを安く消化酵素の効果を得られるか?」聞きましたら、「もしグルテン、カゼイン、大豆などのタンパク質だけを気にするなら、Trienzaでなく、AFP-Peptizyde(DDP-IV)で十分。AFP-PeptizydeのほうがTrienzaより格段に安い。でも、どの物質に大して問題があるかわからない場合は、やはりTrienzaが安心」との返答でした。そこで私はいつものTrienzaに加えて、AFP-Peptizyde(タンパク質分解用)とNo-Fenol(フェノール分解用)を彼から買い、学会後はしょんしょんのそのときの食べ物によって使い分けるようになりました。
Dr. Houstonから聞いた話が、みなさんの除去食の参考になれば幸いです。
良いお年をお迎えください☆
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2011/09/17 11:55 |
Trienzaの効果はどれくらい続くのでしょうか? |
質問の全文: Trienzaの効果はどれくらい続くのでしょうか?食前すぐに服用するのが一番なのですが、どうしてもできないときがあります。そういうときは、どれくらいの前か後なら効果を示してくれるかお分かりでしょうか。
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Trienzaを製造販売しているHouston Enzymesのウェブサイトを改めて読んでみました。Trienzaに限らずHoustonの消化酵素ならどれにもいえることのようですが、酵素が一番効くのは食べる直前、もしくは最初の数口目と一緒に摂ったときだそうです。それ以外だと効果が薄れる可能性はあるようですが、重要なのはたとえ食事中や食後になったとしても必ず摂ったほうが良いということ。食べ物は胃に1時間半~3時間留まっているので、摂るのが遅れたとしても胃で完全に消化が終わる前であればある程度の効果は期待できるそうです。自閉症に悪影響があると言われているグルテンやカゼインから作られるペプチド(アミノ酸が2個以上結合したもの)は腸内で分解され吸収されてしまいます。ですから腸へ到達する前の胃の中にいる間に消化酵素が届けば、ペプチドを減らす一定の効果があるということみたいです。
Trienzaを食事のかなり前に摂っても効果があるかどうかについても調べてみましたが、残念ながらHouston Enzymesウェブサイト内には見つけられませんでした。ただ、消化酵素を飲んだ後何も食べなかったとしても、体には一切害がないとありました。消化酵素はタンパク質ですから、体は消化酵素を他のタンパク質と同じように処理してくれるそうです。
2011/08/10 16:39 |
Trienzaの消化酵素が一番いいという理由は何ででしょうか。実は他にDPP-IVを含んだ消化酵素を買ってしまっており、それよりTrienzaの何が違うのかと思ってしまったりしております。 |
TrienzaはDPP-IVだけでなく、Cellulase以外の消化酵素が全て含まれているということでたくさんの自閉症児が使っています。どの食材にアレルギー反応があるのか実際に見分けるのは非常に難しいですから、なるべくたくさんの消化酵素が入っているほうが無難ということです。Trienzaが一番いいとは決して言い切れませんが、Houston Labは自閉症学会の際必ず出店して(ブースを出して)います。学会側では出店する業者を相当厳選しているという話ですから、いつも出店しているHouston Labは関係者から信用を得ていると考えられます。また、私が今まで話したアメリカの自閉症児のママさん達はたぶんほぼ皆さんTraienzaを使っています。そういう理由で、うちではTrienzaだけを愛用してきました。でも最近は自閉症治療のためのサプリを売っている業者が山ほど増えてきましたから、その中にはHouston labと同等もしくはそれ以上の品質を持った業者が出てきているかもしれません。どの製造者でも構わないと思いますが、製造者によって品質はかなり違うようですから自分なりに成分や製造法を調べたり、違う商品を試してみて子供の様子を見てみたりする必要があります。それはDPP-IVだけでなく、他のどのサプリににもいえることです。
2011/08/10 16:37 |
Trienzaを注文したのですが、3歳の子供だったら1日当たりどのくらい飲ませたらいいのでしょうか。 |
製造元のHouston Lab(Houston Enzymes)によると、カプセルタイプのものは毎食2-4粒ということですが、必要な量は人によって違うはずですから、様子を見て与える量を変えると言うのがベストな方法です。
3歳児の使用量については去年10月のDAN学会で直接Dr. Houstonに聞いてみたのですが、「3歳であればカプセルを毎食1粒でいいと思う」と回答をもらいました。気をつけないといけないのは、チュアブルタイプを使う場合はカプセルの半分の量しか酵素が入っていないということです。つまりチュアブルを使う場合は、カプレルの倍の量を与えてください。
ウチのしょんしょんはチュアブルタイプなら好んで食べてくれるので、毎回2粒飲ませてます。でも家での食事(アメリカでの話です)は完全にGFCFにしているので飲ませる必要がありません。外食のときと、お友達の家でスナックなどをご馳走になるときだけ(もちろんGFCFかどうかを見極めた上で)食べさせます。
外食時はもちろんGFCFになるように気をつけていますが、他人が作ったものですから完璧にという訳にはいきません。GFCFが出来ているときはチュアブル2粒ですが、料理の内容を見て小麦か乳製品が入っている可能性があると思われるときは4粒食べさせています。
3歳児の使用量については去年10月のDAN学会で直接Dr. Houstonに聞いてみたのですが、「3歳であればカプセルを毎食1粒でいいと思う」と回答をもらいました。気をつけないといけないのは、チュアブルタイプを使う場合はカプセルの半分の量しか酵素が入っていないということです。つまりチュアブルを使う場合は、カプレルの倍の量を与えてください。
ウチのしょんしょんはチュアブルタイプなら好んで食べてくれるので、毎回2粒飲ませてます。でも家での食事(アメリカでの話です)は完全にGFCFにしているので飲ませる必要がありません。外食のときと、お友達の家でスナックなどをご馳走になるときだけ(もちろんGFCFかどうかを見極めた上で)食べさせます。
外食時はもちろんGFCFになるように気をつけていますが、他人が作ったものですから完璧にという訳にはいきません。GFCFが出来ているときはチュアブル2粒ですが、料理の内容を見て小麦か乳製品が入っている可能性があると思われるときは4粒食べさせています。
2011/08/10 16:32 |
小麦や乳製品などを受け付けない体質だった場合、完全除去が難しい場合に体内に入ってしまった消化出来ない物質の消化を助ける消化酵素があると聞きました。 |